酒井オリジナルイメージゴジラ 2
酒井ゆうじ造型工房 24㎝キャストキット
酒井ゆうじ氏が東宝サイドの要請で「ゴジラ2000ミレニアム」にマケットとして
「ミレゴジ雛型」を製作したのは有名ですが、ミレゴジ雛型以前にデザイン案として
提出したのがこのキットです。
これは西川伸二氏の手によるシルエットイラストが無い時点で作られたものなので、
より酒井氏の理想形のゴジラを具現化したものといえます。
酒井氏は95年にも「オリジナルイメージゴジラ1」を発表していますが、このキットは
オリゴジ1を踏襲しながらも、かなり違った色合いの作品となっています。
特に頭部の造作は全く違った顔つきとなっており、酒井氏の懐の深さがうかがえます。
顔つきは頭部の大きさこそ違いますが、ミレゴジ雛型にキッチリ継承されていますね。
全体的に躍動感に満ち溢れた、若々しさを感じさせるゴジラといえるんじゃないでしょうか。
否の打ち所の無い造型ですので、いじるところなんてありません。全くの素組です。
その分、塗装は凝ってみました。
離型剤はブレークリーンとクレンザー磨きで念入りに洗浄。
今回はサフは使わずにVカラーのつや消し白を下地に使用。
レジンキャストにvカラーははじめての試みでしたが難なく食いつきました。
上塗りは主にMRカラーを使用。
①まずは全身にサンディブラウンを吹き付け。
②凸部を中心にダークアース、レッドブラウン、マホガニーと茶系色を
明色→暗色の順で乗せていきます。
③ダークアース+ブルー→ブルー→ミッドナイトブルーをやはり凸部を
中心に薄く吹き付け。
④クリアパープル、クリアブルー、クリアオレンジ等をシャドー、ハイライト等
要所要所に吹き付け。
⑤エナメルのジャーマングレーでウォッシングして色調を整える。
⑥つや消しクリアを全身に万遍なく、薄吹きしてコーティング。
⑤パステルで軽く、汚しを入れる。つや消しクリアをさっと吹いて定着させる。
⑥背びれはフラットホワイト→ホワイトパール→クリアブルー+パールブルー
を順番に吹き付け。
⑦口内はプライマー吹き付け後、アクリルのオレンジ+クリアレッドを筆ムラ
が出るくらい大まかに塗って乾いたら、クリアレッド+黒でウォッシング。
最後にシンナーで牙をふき取りレジンの地色を出します。
⑧爪もレジンの地色を生かす形で塗装。
まずプライマー吹き付け後、クリア+パールブルーを吹き付け。
次にダークブラウンで根元を中心にウォッシング。
適当に拭き取ったら、クリアオレンジ+クリアブルー、パープル等を薄吹き。
パールが溶け出すようシンナーを多めにして吹き付けるのがポイント。
最後にダークグレーで指と爪の境界線をぼかしてフィニッシュ。
⑨目玉もレジンの地色を生かして塗装。
プライマー塗布後、ブラックをエアブラシで細吹きして黒目を書きました。
3mmのブラシでやったので苦労しました。
ここまで細かい作業には2mmのブラシが要りますね。
仕上げにアクリルクリアをボタっとおいてツヤと立体感を出しています。
途中で何やってるんだか、わからなくなるぐらい苦労しましたが
なんとかゴジラらしくなりました。
もう少し段取り良くやれば、もっとラクに同じような仕上がりに出来たような
気もしますが、苦労した分愛着は湧くというものです(^^;。
(2004/11/23)
酒井ゆうじ氏が東宝サイドの要請で「ゴジラ2000ミレニアム」にマケットとして
「ミレゴジ雛型」を製作したのは有名ですが、ミレゴジ雛型以前にデザイン案として
提出したのがこのキットです。
これは西川伸二氏の手によるシルエットイラストが無い時点で作られたものなので、
より酒井氏の理想形のゴジラを具現化したものといえます。
酒井氏は95年にも「オリジナルイメージゴジラ1」を発表していますが、このキットは
オリゴジ1を踏襲しながらも、かなり違った色合いの作品となっています。
特に頭部の造作は全く違った顔つきとなっており、酒井氏の懐の深さがうかがえます。
顔つきは頭部の大きさこそ違いますが、ミレゴジ雛型にキッチリ継承されていますね。
全体的に躍動感に満ち溢れた、若々しさを感じさせるゴジラといえるんじゃないでしょうか。
否の打ち所の無い造型ですので、いじるところなんてありません。全くの素組です。
その分、塗装は凝ってみました。
離型剤はブレークリーンとクレンザー磨きで念入りに洗浄。
今回はサフは使わずにVカラーのつや消し白を下地に使用。
レジンキャストにvカラーははじめての試みでしたが難なく食いつきました。
上塗りは主にMRカラーを使用。
①まずは全身にサンディブラウンを吹き付け。
②凸部を中心にダークアース、レッドブラウン、マホガニーと茶系色を
明色→暗色の順で乗せていきます。
③ダークアース+ブルー→ブルー→ミッドナイトブルーをやはり凸部を
中心に薄く吹き付け。
④クリアパープル、クリアブルー、クリアオレンジ等をシャドー、ハイライト等
要所要所に吹き付け。
⑤エナメルのジャーマングレーでウォッシングして色調を整える。
⑥つや消しクリアを全身に万遍なく、薄吹きしてコーティング。
⑤パステルで軽く、汚しを入れる。つや消しクリアをさっと吹いて定着させる。
⑥背びれはフラットホワイト→ホワイトパール→クリアブルー+パールブルー
を順番に吹き付け。
⑦口内はプライマー吹き付け後、アクリルのオレンジ+クリアレッドを筆ムラ
が出るくらい大まかに塗って乾いたら、クリアレッド+黒でウォッシング。
最後にシンナーで牙をふき取りレジンの地色を出します。
⑧爪もレジンの地色を生かす形で塗装。
まずプライマー吹き付け後、クリア+パールブルーを吹き付け。
次にダークブラウンで根元を中心にウォッシング。
適当に拭き取ったら、クリアオレンジ+クリアブルー、パープル等を薄吹き。
パールが溶け出すようシンナーを多めにして吹き付けるのがポイント。
最後にダークグレーで指と爪の境界線をぼかしてフィニッシュ。
⑨目玉もレジンの地色を生かして塗装。
プライマー塗布後、ブラックをエアブラシで細吹きして黒目を書きました。
3mmのブラシでやったので苦労しました。
ここまで細かい作業には2mmのブラシが要りますね。
仕上げにアクリルクリアをボタっとおいてツヤと立体感を出しています。
途中で何やってるんだか、わからなくなるぐらい苦労しましたが
なんとかゴジラらしくなりました。
もう少し段取り良くやれば、もっとラクに同じような仕上がりに出来たような
気もしますが、苦労した分愛着は湧くというものです(^^;。
(2004/11/23)
by pasin_web
| 2004-11-23 23:51
| オリジナルゴジラ